ご自身で使わない空き家を活用するには、「売る」または「貸す」のどちらかの選択になります。このうち「売る」場合のメリットは、固定資産税や都市計画税、メンテナンス費などの固定費から解放されることに加えて、現金収入が得られるというものです。
具体的に、空き家を「売る」には2通りのパターンがあります。
・更地にして売る
・そのままの状態で売る
それぞれの内容を見ていきましょう。「更地にして売る」は、空き家を解体して更地にするというものです。一般的な住宅なら、解体費用の目安は「〜200万円」程度が中心です。最近では、この解体費を補助してくれる自治体もあります。
もうひとつの「そのままの状態で売る」の前提は、建物に価値があることです。木造戸建て住宅の寿命は、耐用年数で23年、一般的に言われる寿命で30年前後と言われます。そのため、築20〜30年以上の住宅は、売り主が思ったような売却価格にならないこともあります。一方で、手入れの行き届いている戸建て住宅なら築年数が経っていても、希望額で売却できるケースもあります。