家族信託を自分で行う手順
家族信託を自分で手続きをするためには、どのような手順で進めるのでしょうか。
手続きにはさまざまな知識が必要なので、具体的な方法を調べてから慎重に行いましょう。
そこで今回は、家族信託を自分で行う手順を解説します。
▼家族信託の手続きを自分でする手順
■家族信託をする目的を明確にする
まずは、家族信託をする目的を明確にすることが重要です。
目的が明確でないと、契約書の過不足になりトラブルに発展する可能性があります。
また家族信託契約に関して、家族と十分に話し合いをして理解を深めることも大切なポイントです。
■信託契約内容を決める
信託契約の内容は、家族信託する目的を実現するために、必要な項目を整理しましょう。
主に決めておくべき内容は以下の通りです。
・当事者の設定
・信託する財産
・信託財産の管理運用の具体的な内容や方針
・信託の終了させる事由
・信託終了後の新作財産を取得する人
■信託契約内容を書面にする
信託契約の内容が決定したら、「信託契約書」を作成することが必要です。
一般的にひな型となる契約書を参考にしながら、作成することをおすすめします。
■契約書を公正証書にする
信託契約の効力を確実にしたいのであれば、公証役場などで公正証書を作成しましょう。
法務大臣に任命された公証人が作成した公正証書は、証明力があるので信用を得られます。
■不動産の名義を変更
不動産を信託した際には、所有者名義を受託者へ変更します。
登記申請は、不動産の所在地を管轄する法務局で手続きすることが必要です。
■信託するための口座開設
現金を信託する契約する場合は、信託専用の口座を開設します。
受託者は自分の財産とは別に、信託された財産を管理する口座が必要となるからです。
▼まとめ
家族信託をする際には、目的を明確にしたら信託内容を書面にし信託契約書を作成します。
自分で家族信託の手続きを行うのは難易度が高いので、司法書士などの専門家に依頼しましょう。
当社では家族信託に関する疑問や相談を承っていますので、ぜひお問い合わせください。
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