家族信託と生前贈与の違いとは
「家族信託」と「生前贈与」には、どのような違いがあるのかご存じでしょうか。
家族信託と生前贈与は仕組みや性質の違いを知ることで、目的に合わせて財産の使い道を選ぶことができます。
そこで今回は、家族信託と生前贈与の違いについて解説します。
▼家族信託と生前贈与の違い
■家族信託
家族信託は、信頼できる家族に財産の管理や運用などを託す制度のことです。
あくまでも、受託者は財産の管理運用業務を請け負っているので、受託者の固有財産ではありません。
家族信託を行うと、贈与税をかけずに財産を引き継ぎ管理や運用ができます。
■生前贈与
生前贈与とは、贈与者が生きているうちに財産をわたす制度のことです。
数年にわたって110万円ずつ贈与することで、贈与税や相続税はかからないので税金対策になります。
▼家族信託と生前贈与のどちらを選ぶべきか
親の老後の資金のために、財産を管理や運用を求めるのであれば家族信託がおすすめです。
一方、すぐに財産を渡したい場合は、生前贈与するのが適しています。
結婚資金やマイホームの資金など、贈与者のために利用することが可能です。
まずは、財産の状況を把握して、専門家に意見を聞いて慎重に検討しましょう。
▼まとめ
財産管理や運用を家族に託すのが家族信託であり、生きている間に家族に財産をわたすことを生前贈与といった違いがあります。
ご自身の財産をどのような目的に使うのかなどしっかりと検討して、どちらを選ぶかを決めましょう。
『有限会社ネクサス』では家族信託や生前贈与などの相談に応じますので、ぜひお問い合わせください。
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